「ガスVSオール電化」で悩む前に。
2017/2/27
「ガスか、オール電化か、どちらが良いのかわかりません。」
最近はオール電化の住宅が優勢のようですが、いざこれから住宅を建てるとなると悩むのは当然です。
ガスと電気を比較にするにしても、
①新築時のコスト比較
②ランニングコスト
③安全性
④使い勝手
⑤災害時の対応
⑥メンテナンス性
⑦地域性(極寒地・温暖地)
⑧太陽光発電や太陽熱温水器など他設備との相性。
⑨その他
比較する項目がありすぎで、決まった方程式を組み立てられないので、考えれば考えるほど悩んでしまいます。
ランニングコストだけで考えれば、【ガスVSオール電化】の決着はついたようでオール電化の勝ちでしょう(湯の使用量によっては逆転するかも)しかし、コスト比較も現段階に限っての話しであり、将来にわたって保証されたものではありません。電気代が上がればガス代も上がるのが常なのですが、将来の原子炉の処分費が電気代に含まれていないので、加算されるようになると暴騰することもあるかもしれません。
住宅設備は長期間の使用を前提に考えるものです。その考えは間違っていないのですが、建物本体と違い設備は短いと数年、長くても十数年で寿命を迎え交換することになります。理想としては時代に合わせて変えていくのが良いのですが、新築時に交換を前提にしていないと費用が高くつくこともあり、無駄を承知で使用し続けることになってしまいます。
重要なのは新築時にどのような選択をするのではなく、必要な時に交換ができるような仕様にしておくことです。長持ちする住宅にしたいのであれば、汎用性に富み、メンテナンスをし易くしておけばよいのです。
あまりはじめから気合を入れて完成形を求めようとすると、完成した翌日から「時代遅れの建物」になってしまいます。住まいという建物も家族と一緒に成長するもの、そのための費用も予め用意しておくもの、そういう考え方が戸建住宅の所有者には必要です。
△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△ お家の進路相談所® 株式会社ハウジングコンサルティングファーム https://hocs.jp/ 〒444-0059 愛知県岡崎市洞町字西五位原1-1 TEL(0564)26-0222 FAX(0564)26-0220 △▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△