植栽は計画的に。
2017/1/12
住宅の外構工事を検討するとき、植栽の計画はとても重要です。どんなに家が立派で、高価そうなカーポートやフェンスを設置しても、植栽が貧相だと服を着せていないマネキンの様に見えてしまいます。
しかし植物もたくさん植えればよいものでもなく、地面を覆う地被植物、草花などの低木、視線の先になる中木、シンボルツリーなどがバランスよく配置されなければなりません。また必ず成長、変化が伴うので、季節の移ろいや普段の手入れも考えなければ良い外構計画とは言えません。
特に道路沿いの生け垣や高木などは、あまり道路際に植えるとすぐに成長して通行の妨げになります。普段の手入れがしっかりしていればよいですが、少しさぼってしまうと、それが交通事故の原因になったりすることもあります。自宅の植木は見慣れているので気が付かないかもしれませんが、道路に大きくはみ出して自動車がすれ違うこともできなくなるほどの邪魔になっている家も散見されます。
私の通勤路でも庭木の枝が道路に2mほどはみ出した家がありました。その場所を通るときは枝が車にあたってしまうので、避けるために反対車線にはみ出すしかなく、いつも対向車線から車が来ないことを毎日祈りながら通っていたのですが、だれかがクレームを付けたのか、先日バッサリと根元から切られてしまいました。
恐らく樹齢数十年の立派な木だったのですが、植える場所を間違えず、きちんと常に管理されていれば、その木は伐採されることもなく、まだまだ緑の潤いを周囲に与えてくれていたことでしょう。
植栽も家と同じように歴史を刻んでいくものです。どうかこれから住まいを取得される方は、植栽も家族の一員として末永くかわいがってあげられるように、専門家の助言をもらい、きちんとした計画をもって植えてあげるようにしてください。
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