住宅購入でトラブルを起こさない方法。
2016/10/16
住宅という大きな買い物は、進捗具合によって大勢の担当者が付きます。あってはならないことですが、どんなに大きな建築会社であり、マニュアルや社内ルールがあっても、担当者次第で出来上がりが変わってしまうのが住宅建築の怖さです。
先日、社用車を法定点検に出しました。大手自動車会社のディーラーにお願いしたのですが、実はこれまでの法定点検などの対応があまり良くなかったので特に期待はしていませんでした。ところが今回はメンテナンスの担当者が変わっていて、以前とは全く違う印象を得ました。
自動車の点検ですら担当者の対応次第で顧客が受ける印象が変わるのに、さらに高額な買い物である住宅では顧客が求めるレベルは当然にもっと高いものになります。そこを裏切られると失意もさらに大きなものになるでしょう。
住宅建築で怖いのは次の担当者への申し送り事項の多さです。会社によって異なりますが、営業から設計へ、設計から積算へ、積算から施工へ、施工からメンテへなど、多い会社では優に10人以上の担当者が付き、全員が同じ情報を共有することで過ちを起こさないようにするのですが、やはりどこかで漏れが出てそれが事故やクレームにつながります。
注文者側も「誰にいつ何を伝えたのか」自分のことながら完全に把握することは難しく、最悪の場合は「言った、言わない」の応酬になってしまい、わだかまりだけが残ってしまいます。
建築会社としては顧客の要望を上回る対応を目指すべきなのでしょうが、徹底することが難しいのも事実です。担当者のスキルに由来する事故や不満を事前に防ぐには、小規模な工務店の方が登場人物が少ない分、大きな建築会社より分があります。住宅のように大金を投じる買い物であっても、小規模な会社が大企業に太刀打ちできる理由はそこにあるのでしょう。
どちらにしても顧客にとっては「気持ちの良い、心のこもったサービス」を受けたい気持ちに変わりはありません。そのようなサービスを受けたい人は、相手側をその気にさせる「プロの客」になることを忘れていけません、プロの客とは
①住宅取得は契約行為です、注文者にも様々な義務があります。
②自分の発言に責任を持つ。
③相手を対等な立場として扱う。
相手(建築会社)を気持ちよくさせれば期待に応えてくれることでしょう、「〇〇もおだてれりゃ木に登る」と言っているわけではありませんよ。
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