他人事ではない、新幹線運転手の愚行。
2016/9/9
新幹線の運転士が、運転台に両足を投げ出した状態で運転をしていたという報道、あきれて物も言えませんが、この問題の根幹は社会全体にはびこる「緩み」と「コストカット」が原因なのではないでしょうか?
安全を軽視する自分が取った行動が、顧客へどれぐらいの影響を与えるのか、想像する力が欠如してしまっているので、このような行動に至ってしまうのでしょうが、同様の問題は住宅建築の世界でも同じようなものです。
住宅を注文する立場の人には、一見まるで関係のない話に聞こえますが、建築現場における安全管理は、最も重要な問題と言ってもよいでしょう。建築現場には命にかかわるような危険が多く存在します、もし自宅の現場で死亡事故でも起きたら、せっかくの新居は永遠に「死亡事故現場」のレッテルが張り付いたままになります。
事故原因がどこにあろうが事故の事実が消えることはありませんし、どんなに賠償されようが、忘れることはできないでしょう。そのような事にならないように、建築現場における安全管理は、行政が中心になって指導されていますが、それでもゼロにはなりません。
しかし昨今では、厳しすぎるコストカットの弊害による、にわか職人の増加、管理者の経験不足等で、根付き始めた「安全第一」の考え方が崩れているのではないかと思われる建築現場を散見するようになりました。
建築会社は、注文者(施主)にとっても重要な事なのですから、堂々と安全衛生管理に必要な費用な請求するべきですし、注文者も建物の内容やデザインだけに気を取られず、自社の建築現場の安全管理に気を配れる建築会社を評価する姿勢が必要ではないでしょうか。
少なくとも、職人がヘルメットもかぶらず作業をしているような建築会社には、自分の家を建ててもらおうとは思わないことです。注文する前には必ずその会社の施工途中の現場を見学し、作業員がどのような姿勢で安全管理に取り組み、会社からどのような環境を与えられているのか、自分の目で確認するようにしましょう。
それにしてもあこがれの職業だった新幹線の運転手の地位をここまで貶めた奴は、全国の鉄オタを敵にまわしたことでしょう。こんなことをする奴は彼一人であることを願います。
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