お家の進路相談所スタッフブログ

屋根の形で日本を救い、お小遣いを稼ぐ。

 今日から官庁は「クールビズ」だそうですね、弊社も積極的に同調します(ただ単に窮屈なのが嫌いなわけではありません、ホントですよ・・・)。 

 

埼玉県が興味深い制度の構想を発表しました。太陽光発電の普及のために埼玉県が仲介者となり、太陽光発電事業者向けに一般住宅等の「屋根」仲介する制度を作るそうです。埼玉県は太陽光パネルを設置できる住宅を登録し、まとめて発電事業者に貸し出す仕組みです。

 

この「屋根借り」の仕組みを使えば、民間住宅は屋根を貸すことで賃料収入を得られる。企業はパネルの購入・設置費用を負担するが、発電した電力を全て売電して収益を得る。県はこれまで普及のために必要だった補助金を支出することなく普及の拡大が図れる。と、一石三鳥の仕組みとなります。

 

またこの仕組みのその他のメリットとしては、行政が仲介者となるので住宅の所有者と発電事業者との間でなんらかのトラブル(例えば、設置したことにより雨漏りをおこしたりするなど)が発生しても仲介者として仲裁に入ってもらえれば安心感が増します。

 

この案は枝野経産相大臣も以前に発言してみえましたので、いよいよ実現性が高まった感があります。埼玉県は早ければ今年の秋にも制度を導入する計画だそうです。

 

太陽光発電が“善”なのか“それほど善ではない”のかの議論は別にしまして、もしこの方法が普及するとしたら建物のデザインには大きな影響を与えるかもしれません。太陽光発電に効率の良いデザインは側面から見たときに三角屋根に見える“切り妻”もしくは全体的に南側へ傾斜した“片流れ”または平らな屋根の“陸屋根”が適していることが多いです。日本家屋の伝統的な“寄棟”や“入母屋”などは効率があまり良くないですし、複雑になるので発電事業者としては歓迎しないかもしれません。

 

太陽光発電の技術は現在も日進月歩です。将来は屋根の形にとらわれず効率の良い発電ができるようになるかもしれませんが、これから住まいを建てる方は、喫緊の電力不足の解消の為には太陽光発電に適した屋根形状にして、日本を救いましょう(ちょっと大袈裟?)。

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