買取価格が下げられる?
昨夜の日付が変わるころのニュース番組で、久々に明るい話題を視ました。遠く離れた三角のかわいらしい形の日本の島の周りに、貴重な資源“レアアース”が大量に存在しているのが確認されたそうですね。先日の新潟沖でみつかった大規模油田に続き、資源貧乏だと思っていたこの国にも探せばあるものです。あらためて視点を変えて、常に自分の身の回りを見直す重要さを感じました。
これから住まい探しをする方は戸建て住宅・マンションともに太陽光発電に興味があるでしょう、環境にやさしいという側面もあるでしょうが、最大の興味は発電した電気を買い取ってもらい、家計の負担が減ることを最も大きな動機としている方が多いのではないでしょうか、
しかし今朝の新聞記事には扱いは小さいですが、太陽光発電の固定価格買取制度について、とても気になる記事がありました。ドイツでは買取価格が20~30%引き下げられるそうです。
もともと日本の固定価格買取制度はドイツやスペインといったヨーロッパの国の方法をモデルとして導入されました。そのモデルにした国の方法が既に破綻しているということは、我が国の方法も近い将来破綻するのでしょうか?
ドイツで買取価格が引き下げられる理由は、ここ数年の設置がドイツ政府の想定の2~3倍になり、買い取り費用は電気料金に上乗せされて消費者が負担(これは日本も同様)するため、これ以上電気料金を値上げできないと判断したためです。
いきなり買い取り金額が引き下げられた場合、もともと設置費用が高額で、回収をするのに早くても10年以上かかると言われていたものが、さらに時間がかかるようになってしまいます。
場合によっては(例えば今よりもさらに電気料金が上昇する・機械が壊れるなど)逆ザヤが発生するなど「設置損」という状態がおきてしまうかもしれません。
せっかく盛り上がっている再生可能エネルギーですから、くれぐれも期待外れにならないように行政は考えてほしいですし、設置する側はさらに慎重に考えたうえで購入しなければいけません。