住まい探し、競売物件という選択。
住まい探しの中では少々異色ですが「競売物件」という方法もあります。
まず前提として全ての人にお勧めできる方法ではない事を前置きしておきます、そのうえでリスクを理解・許容できる人だけにお伝えいたします。
競売物件とはローン破たんなどで債務の履行ができずに差し押さえられたマイホームなどの不動産を、裁判所が競売にかけて売却する物件のこと。一定の期間を決めて入札を受け付け、公示した最低入札価格以上で一番高く入札した人が購入できる「期間入札」と、期間中に入札が1件もなく売れ残った物件を先着順で任意に売る「特別売却」があります。
競売物件のメリットは一般市場価格より安く手に入れられるといわれることです。所有権移転の手続き上は通常の売買と同じですが、実際に売買に至るまでの経緯と保証面等は大変な違いがあります。
例えば通常の売買であれば事前に物件を見学することは当然ですが、競売物件ではほとんどの場合内部を見学することはできません。また瑕疵担保責任についてもまったく付与されることはありません、内部も見ずに購入して欠陥だらけの建物であったとしても苦情すら受け付けてもらえません。
以前の競売ブームの頃は個人の方が競って入札に参加している光景が見られましたが、岡崎地方裁判所において、ここ最近、競売物件を購入しているのは9割近くが法人(ほとんどは不動産会社)です。裏を返せばそれぐらいリスクが高い買い物だという事でしょう。
ここ3年は金融円滑化法の影響もあり、競売物件は減少(それでも年間2万件ほどはあります)し、競争が激しくなり、結果的に価格は以前ほど安くは購入できないようです。しかし今後、金融円滑化法の廃止の影響で競売物件が増加してくるようであれば、価格の魅力は増してくるかもしれませんし競争も緩やかになるでしょう。
弊社でもお客様の希望に応じて競売物件の入札アドバイスという形で参加することはあります。ただしその場合でもリスクを充分に理解していただき、綿密な事前調査を行ったうえで“応札価格”を決める作業を行い、「運が良ければ落札。」となります。
価格的には合理的な購入方法ではあるので、絶対にやめた方が良いとまでは言いませんが、ただ安いからという理由だけで購入を考えるのであれば残念ですが弊社ではお手伝いできません。
ただし競売物件だからと言って建物や土地に問題があるわけではありませんので、“不動産業界の強者”と張り合うぐらいの価値ある物件と巡り会うようなことがあれば考えてみてもいいかもしれませんね・・・?
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