空き家法の適切な運用に期待します。
2014・11・25
「空家等対策の推進に関する特別措置法」が成立しました。法律ですので抜け穴はまだまだありそうですが、空き家問題に風穴が開けられそうです。
以前から空き家については問題視をされてきました、全国で820万戸も空き家があるそうです、そのなかでも“危険・有害・景観を損なう・周辺にとって不適切”な類の空き家は「特定空家」と名付けられました。
これまでと違い、空き家への立ち入りや、所有者の特定のために固定資産情報の内部利用をできるようになったのでそれだけでも行政は動きやすくなったでしょう。空き家を放置していた人は“知らん顔”では済まなくなりそうです。
この法律、悪用や乱用は困りますが、私は基本的に賛成です。ご承知のとおり、居住用の土地は固定資産税が最大で6分の1まで軽減されるのですが、これまではこのような人が住んでいない(または、人が住むことができないくらい荒れ果てた)住居でも同じように軽減優遇を受けてきました、本来の軽減の趣旨からは反しているわけですから“脱税”扱いしてもよさそうなものです。
新法に期待されるのは、厳格な適用による増収(仮に一戸当たり5万円増収すると4100億円の増収)。また、更地化されれば、新たな活用や売買の活性化なども期待できます。反面、所有者に責を問うのが気の毒な理由で空き家にしている家屋や、僻地での厳格すぎる法律の運用は新たな社会問題を生むことにもなりかねません。心の通った運用を期待します。
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