若年化?
住団連なる団体が発表したところによると
10年度の戸建て注文住宅の施主の具体像が
前年より0.6歳若くなり、41.1歳となったそうだ
30歳代で全体の47%を占めていて、世帯年収の平均は
3年前に比べてなんと83万円も減少して807万円になり
土地と建物の購入で4911万円で年収の6倍という結果。
何故この時代に若年化と低所得化が進むのだろう?
一次取得者向けの低価格一戸建ての出現と
将来に対する不安感、政府の持家奨励対策などの様々な要因が
もたらした結果であることは疑う余地はないのだが
本当にこれで良いのだろうか?
少し前まで政府は「ウサギ小屋からの脱却」をかかげて
家も土地も広くせよと言っていたではないか
それなのにこの結果というのは
なんとも情けない。
40年近く前にも、たしか似たような低価格分譲の
ブームがあったような気がする、それらが現在どうなって
いるかというと、不動産としての価値を認められず
転売しようにも買い手がつかない状態で
ゴーストタウンと化してしまった所もあると聞く
歴史は繰り返すのか?
我々としてできることはないのだろうか?
買ってはいけない不動産が存在する限り
「悪徳不動産屋」という名詞を消すことはできないだろう
せめて私たちにできることは、目の前のお客様には
後悔させることの無い様に精進することだろう。