最新の住まいの設備。
拙宅のトイレの手洗いは、最近ではほとんど見かけなくなった“衛生水栓”という蛇口をつけています。この水栓は私の実家で使用していたものと同じもので、私が子どもの頃からありましたので、恐らく50年近く前に商品開発されたものです。当時としては珍しくワンタッチで手を洗うのに必要最低限の水が定量出て、自動で止水する優れモノでした。
価格も決して高いものでなく、近代の電気式のオートストップ水栓に比べれば十分の一くらいです。そのお気に入りの水栓の調子が最近少し悪くなったので、修理を依頼したところ、もう部品が無いとのことでしかたなく、よく似たタイプの新品(ネット通販の在庫処分品だとなんと550円!)に交換することにしました。
住まいに取りつける器具は、水栓のように簡単に交換できるものからお風呂やトイレのように簡単には交換できない物まで様々です。残念なことに住まいの設備は完成した瞬間から劣化が始まります、それなのにメーカーは売れる商品の開発を日々続けなければならない宿命なので、過去の商品への部品のストックなどのメンテナンス対応は二の次になってしまいます。
住まいの設備を選ぶときは、つい発表されたばかりの新商品に目が行ってしまいがちですが、頻繁に買い替えがきく家電商品と違い、住まいの設備は長期間にわたって使用する物です、流行品や最新物ばかりを採用してしまうとあっという間に陳腐化してしまうことあります。
このような傾向は最近少し見直されてきているように感じます。例えば床材などは合板から無垢材へ壁材はビニールクロスから塗り壁へ、洗面台なども既製品からオリジナルの造り付けが流行しつつあります。ネックはまだ流通量の少なさからか、価格が流行品よりも少々お高いことです、でも長期間使う事を考えるとどちらが高くつくのかはわかりません。
もっとも私のようにあまりに旧式のものを使うと結局メンテナンスに困る事もありますが、交換が容易なものであれば諦めがつきます。(私の場合は諦めが悪いのでネットで見つけて再度同等品を取り付けます。)日本人は欧米人に比べてメンテナンスが苦手なようですが、建物の基本性能が上昇してきているので、今後は苦手であっても“自分の住まいは自分で手入れをしなければならない”時代がやってきているのだと思います。
私が今の流行りもので唯一お奨めするとしたら「LED照明」です。でも値段が安いだけの粗悪品も出回っているようなので、信頼のおけるメーカーの商品に限ってのことになります。
下の写真は拙宅で使用している衛生水栓です。
下に突き出している棒を上に押し上げると、棒の付け根部分から定量の水が出ます、手が触れる部分が常に水流にさらされるの「衛生」水栓です。
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