2012年 抱負
皆様、謹んで新年のご挨拶を申し上げます、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
今年いただいた年賀状には、おめでたい表現をおさえたデザインが多かった気がします、昨年はそれくらい日本人みんなにダメージを与える凄惨なことが起きたわけですからいたしかたないでしょう、今年は皆様にとって良い年になるように願わずにはいられません。
昨年の不動産業界はひょっとすると『あの年が始まりだった。』と後年に記録される年になるかもしれません。
例えば、
①震災を契機にした住宅用太陽光発電の爆発的普及
②スマートハウスの実用化(電気自動車と住宅の融合)
③ホームインスペクションの芽生え
④ストック市場の拡大
⑤金融機関による保険の窓販の本格化
⑥パワービルダーの台頭
①と②の住宅業界と他業界の連携の例は『ヤマダ電機のエス・バイ・エルの買収』『スマートハウスの大型団地の発売』『政府による特区の設置』など話題に事欠きません。
③は、必要性は以前から求められていたのになかなか普及しなかった第三者による住宅施工の品質確保です、保険の登場で一歩進んだ感がありますが、スタンダードルールの確立が課題でしょうか?
④は、③とも関連しますが品質の確保の保証の仕組みさえできれば自動車でいうところの「アプルーブドカー」のような商品として供給されるようになるでしょう、若しくはより個性的な住宅を低コストで実現する手段として用いられるようになるかもしれません。
⑤は、今後金融期間がどんどん攻勢をかけてくると思われます、そのうち銀行の窓口で住宅を買うような光景が見られるのか?
⑥は、しばらく勢いが続くでしょう、住宅の一次取得者にとっては第三のエコカー的存在になるのか?但し、もし土地の価格が上昇するようなことが起きると「安かろう悪かろう」的な扱いを受けるようになるかもしれません。
このように不動産業界はこれまでの常識が通用しなくなり、不動産コンサルタントにはより一層のスキルアップが望まれるようになります。時代遅れの不動産会社ではなく、常にあるべき姿の不動産会社であることが弊社の使命であると考えます。
住宅の取得は個人にとっては一生に一度の大事業です、大事業でありながら更に複雑化することはリスクが増大するということであり、『夢』の実現がちょっとした過ちで『悪夢』となってしまうということです、そんな不幸な事態を起こさないようにするのが弊社の務めであり、弊社のお客さまに満足していただけるように努力することをお誓いして新年の挨拶に代えさせて頂きます。