地震から住まいを守る方法。
今朝の新聞の一面に「住宅性能表示制度」にかかわる重要な記事が載っていました。東日本大震災での津波被害の甚大さから、この東海地方ではあまりクローズアップされていませんが2万7千棟もの液状化による被害が発生しています。近い将来発生するとされる南海トラフ巨大地震でも、国は最悪クラスで34都府県にて約13万4千棟が液状化の被害を受けると想定しています。
この想定以後、国土交通省は「住宅性能表示制度」を用いて液状化対策を行うとの方針でしたが、費用負担の増加を理由に断念したとのことです。
結果として、東海地方に広大に広がる軟弱地盤が抱えるリスクへの対策が不十分のまま、これからも住宅が建てられ続けることになります。
結局、最近はやりの「“自己責任”でお願いします。」ということです。戸建て住宅を希望する方には技術的な改善方法を示されないままになってしまったので、自己防衛するしかありません。
現在のところ軟弱地盤において液状化を完全に防ぐ方法は開発されていません。“転ばぬ先の杖”を持つのか、“過ぎたるは及ばざるがごとし”とし、建物（ハード）でまかなえない部分を保険（ソフト）などでまかなうのか、今後はますますライフプラン無しで住まいをつくる事は難しくなるでしょう。
この地方は自動車関係の企業が主力産業ですが、最近あまり元気がありません。そこへ嬉しいニュース、国産初の小型ジェット機「ＭＲＪ」の受注が順調だそうですね、宇宙産業や航空産業が一層発展してくれれば復活の目が出てくるかもしれません。
景気回復のために私も一機だけ注文しました。
（おわかりでしょうが、もちろんジョークです）
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