注文住宅の自由ではない自由設計。
2014・08・24
「○○ホームは自由設計って聞いたのに、ちっとも自由じゃなかった。」これは建築会社の“売り言葉”と、お客様の“思い込み”による行き違いです。
このお客様は注文住宅を建てたいと考えていたそうですが、仮契約後に営業マンから「そのキッチンは取り扱っていません。」「その仕様にすると保証が付けられません。」「壁紙と床材はココから選んでください、それ以外は割り増し料金です。」「間取りを変更すると追加で○百万円です。」「コンセントは各部屋に〇個までです、場所も変えられません。」「〇☆∥ДшИ¨△ф~(馬鹿らしくて書けません)」等々、お客様からすれば「そんなの聞いてないよ~。」といったところでしょう。
注文住宅というと既に完成している建売住宅と違い、間取りや仕様を注文主が自由に決められ、注文主の希望を満たしてくれるものと思っていられる方もみえるかもしれませんが、実際には“自由”の程度は建築会社が自社の基準で決め、注文主の裁量で決められることではありません。
建築会社のなかには構造・工法・資材・仕様・設備機器など全てを自由に選べる会社もあれば、「このなか(自社が用意するカタログ)から自由に選んでください。」という仕組みで“自由設計”と主張する会社まで様々です。
冒頭のお客様は以前、地元の工務店で自宅を建築した経験があり、○○ホームさんも自由設計というので工務店と同じようにできると思い込んでいたそうです。さらに「今月契約してくれたら特別価格にします。」という甘言に弄されてつい仮契約までしてしまったとのこと。ハウスメーカにも問題はありますがお客様も脇が甘かったと言わざるを得ません。
専門家の領域にまで入り込む必要はありませんが、契約する前に、この契約の内容には何が含まれ、何が含まれていないかはしっかり確認する必要があります。少なくとも仮契約などという曖昧な約束事は、お客様にとってはほとんど利益があることではありません。
この手の話は実は珍しいことではありません、特にハウスメーカーと自称する建築会社では、時間とコストを節約するため、また自社の独自技術や保証に抵触するなどの理由で様々な制約を設けています。制約は悪い事ばかりでもありませんので、それらを許容できる方が制約をうけた“注文住宅”をお願いすればよいでしょう(皮肉ではありません)。
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