こんな建築業者の家は買ってはいけない。
2013・09・15
筆者は高校生の頃に工務店の大工の親方のもとで、短期間ですがアルバイトをしたことがあります。当時は漠然と「大工になってみてもいいかな。」などと軽く憧れを抱いていた時期でもあったので、偶然見つけた工務店で夏休みに働かせいただきました。
もし、その時に大工として開眼していれば今とは全く違った人生だったでしょうが、“高いところに登れない”という致命的な欠点であえなく夢は敗れることになりました。現代の工事に使われる足場は金属製でしっかりと足元のスペースも確保されていますが、当時の建築工事に使われる足場は丸太を組み合わせただけのとても頼りない物で、安全に対する意識も今とは全く違い、度胸がなければ働くことのできない職場でありました。
そのアルバイトで親方から教えていただいたことで、今でも時々思い起こす言葉、「道具を大切に扱えない職人は決して一流になれない。」は本当にその通りだと建築現場を見るたびに思い出します。
弊社のお客様の現場の近所で同じように住宅を建てているときは、どうしても見比べてしまうのですが、先日見かけた現場は唖然としてしまいました。まるで何かに襲われて一目散に逃げ出したかのような荒れ具合、片づけも掃除も一切せず、これでは泥棒に入られて、道具や材料を盗まれても全くわからないだろうし、錆びやすい道具は朝露に濡れてすぐにダメになっても仕方のない放置状態。
住宅業界で仕事をさせていただく仲間としては何とも情けないものを見てしまいましたが、その現場は某一流ハウスメーカーの現場でしたので特に印象的でした。建築工事途中の清掃や整理整頓は見積書にも出てこないことなので、その業者のモラルや指導を信頼するしかありませんが、注文主としては当たり前のことを当たり前に行ってくれるものと当然に信用しているわけです。建築業者はそのような雑な行為は、お客様に対する裏切り行為であると認識しなければいけません。
競争が激しくなり、少しでもコストを削らなければいけないことはもちろんなのですが、削ってはいけない部分まで削ってしまうと本来の品質は保てないでしょう。注文者(施主)もそのようなコストに理解を示さないと、結局は住宅の質として自分に跳ね返ってきます。
これから住宅を建てようと考えている方は、意中の建築業者があるのであれば、建築途中の現場をできれば抜き打ちで見学してみてください。そのときに素人目で見ても整理整頓・安全管理ができていないと思うのであれば、その時点でその業者はやめたほうが良いかもしれません。
と、エラそうに言っている私のデスクの上は相変わらずゴチャゴチャです。やはり大工には向いて無かったようです。
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