工務店によって異なる、建設物価上昇への対応。
二日ほど前、同じ日に2社の工務店の社長と話をする機会がありました。どちらの社長さんとも挨拶代わりに「近頃はどうですか?」と聞くと、どちらともが「もう来年の仕事は一杯なので、再来年の仕事を今はあたっています。」との返事、消費税増税前の駆け込み需要で想定以上の忙しさだそうです。
ただ少し心配なのは、建設物価の上昇も予想以上のスピードで進んでいるという事です。片方の会社は請負契約書のなかに“完工前に想定外の物価上昇があったら協議の上、発注者は値上げに応じる”という条項を最近は入れている、とのことですが、このような文言はトラブルの種を蒔いているだけでしょう。
建設会社も物価上昇が心配なのはわかりますが、一度交わした契約を、条項があるからと言って都合よく変更できるものではありませんし、とても協議が整うとは思えません。発注者側も建設物価の上昇リスクを回避するために早期に注文しているわけですから「はい、わかりました。」と簡単には同意しないでしょう。
もし、これから請負契約をする方がいらっしゃいましたら、このような条項が入れられていないか注意してください。かなり乱暴な条項ですので調停などで争えば勝てる気はしますが、嫌な思いを消すことはできません。トラブルの芽は初めに摘んでおきましょう。
ちなみに冒頭のもう片方の会社は「請けたものは仕方がない、死ぬ気でやる。」との事、なんとも男気を感じますが、死んでもらっても困りますのでお客様の為にも充分に注意していただきものです。
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