解体工事の注意点。
すでに真冬が来たかのように錯覚させる曇天から、時折地面を濡らす雨粒に猫は驚き逃げ回り、傘を持たずに犬の散歩をする老婦人はあわててアーケードの傘のもとへと急ぐ。日曜日にもかかわらず、今日の康生地区はいつもよりさらに静かです。
弊社が入居するビルの目の前に建つ、旧松坂屋のビルの解体合工事が始まりました。外観は1階を覆うシート以外は変わっていないので、地上からの眺めではまだわからないでしょうが、弊社の窓から見える様子では内部の解体工事はかなり進んでいるようです。真っ暗だった窓に大勢の作業員の姿が映るようになってきました。
住まいをこれから探す方で、中古住宅を購入して大規模リフォームする人や古家付の土地を購入して建て替える人は、まず初めに解体工事が必要になります。解体工事は壊す事だけと簡単に考えている方もいらっしゃいますが、注意を怠ると大変なことになる場合もあります。
解体工事で最も注意しないといけないのは“ご近所との関係”です。解体工事は工事車両の進入・振動・騒音・粉塵など想像以上のストレスを近隣の方に与えてしまいます。着工前に近隣へ挨拶を行うのは当然ですが、最近はその挨拶を業者任せにしてしまい、本人は顔を出さない方がいらっしゃいます。後々の事を考えるとその小さな手間が大きなトラブルを防ぐ最良の方法になることもありますので、絶対に他人任せにしてはいけません。
工事費はもちろん安く済ませたいですが、解体工事については「信用」が最優先です。解体された廃棄物がきちんと法に則して処分されるのは当然ですし、作業中に近隣に迷惑をかけないように、細心の注意をはらう事ができるかなどはコストに直結する事ですので、あまりに低価格で請け負う業者は、なにか問題があるかもしれません。
軟弱な地盤の地域では、解体工事を行う事により近隣の建物を壊してしまったり、ひどい場合は傾けてしまうこともあります。そのような地域では事前に周辺の家屋調査を行ったり、解体業者の工事保険の加入の有無を確認しましょう。
価格の安さだけに釣られて、取りかえしのつかない後悔はしたくありませんね。
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