夏のうちに考えておくこと、雪
見間違いかもしれませんが、今日の分厚い雲の隙間に入道雲が見えた気がします。夏本番の訪れでしょうか。
あまりにムシ暑いので涼しい話題を、この地方では大雪が降って混乱することはめったにありませんが、なんだか最近の異常気象で、そのうちこの辺りも将来は豪雪を心配しなければいけなくなるでしょうか?北陸や東北地方のようなことにはならないでしょうが、人々の権利意識は段々と共通化してくるでしょう、そのときには「雪止め金具」がこの地方でも標準化されるかもしれませんね。
「雪止め金具」とは屋根に積もった雪が、まとまって落下しないように、屋根に留めて置く為の金具です。東海地方でも岐阜県や長野県では珍しくはありません、屋根の先端部分に雪が滑り落ちないように、まるで電車の手すりを半分にしたような形状の金具(瓦と一体になった陶器製もあります)のことです。
雪の落下を防ぐ以外にも
1、人命の安全確保の為。
2、近隣に対するマナー。
3、雨どいや給湯器などの住宅設備の破損回避。
なども設置する目的になります。豪雪地帯の方から見るとこの地方の屋根に雪止め金物が付いていないことは“ありえない”事だそうです。法的にもあきらかに隣地に雪が落ちるような状態になっていたら、妨害排除命令の対象になり得ますから「雪ぐらい・・・」では済まなくなることもあります。
それでも最近では時々、この地方でも雪止め金具を取り付けた家を見かけるようになりました。気のきいた工務店が建てたのか、豪雪の経験のある方が建築主なのかわかりませんが、隣地に雪が落ちそうな屋根の傾斜になっているデザインでは見かけることがあります。太陽光発電のパネルを載せる場合は、雪は早く落としたいでしょうが、時には落雪で命を落とす方もいらっしゃいますから、甘く見ると取り返しの付かないことになります。
少しは涼しくなりました?