注文住宅は何歳で建てるか。
私、とくにプロ野球ファンではないですが、中日ドラゴンズの山本昌投手の46歳での勝利のニュースを聞くと「おっさんだってまだまだ負けてられんぞ~。」と自らを奮い立たせることができます。でもDeNAの中畑監督の分かり易すぎるはしゃぎぶりには辟易とします、自分があの年になったらもう少し落ち着いたジジイでありたいと願います。
年齢といえば、注文住宅を選択する場合、他の人が何歳で取得するのか気になると思いますが、(社)住宅生産団体連合会が平成22年の実態調査を公表しています。
平均値 備考
世帯主年齢 41.1歳
世帯人数 3.53人
親子世帯 63.3% 二世帯同居13%
世帯年収 807万円
建て替え率 29.6%
住宅延床面積 131㎡
住宅取得費 4,355万円 建築費と土地代の合計
建築費 3,148万円 建て替え3,557万円
自己資金 1,430万円 自己資金比率33.3%
贈与額 1,228万円 「贈与あり」のみ
借入金 3,244万円 「借入あり」のみ
借入金の年収倍率 4.02倍 「借入あり」のみ
全国 名古屋圏
世帯主年齢(歳) 41.1 38.6
世帯人数(人) 3.53 3.50
世帯年収(万円) 807 702
住宅延床面積(㎡) 130.9 133.2
建築費(全平均・万円) 3,148 3,128
建築費(建替え・万円) 3,557 3,714
データを見ると、名古屋圏の世帯主年齢の若さが際立ちます。このデータは実家の建て替えの事例も含めているので、全ての住まいの購入者に比べて世帯主年齢は遅くなる(年齢が高くなる)傾向がでる筈ですが、全国平均と比べて2.5歳も取得が早いとは少々驚きです。それだけこの地域がいろいろな意味で恵まれている証拠なのでしょう。
少子化と世帯収入の減少の影響で、今後は二世帯住宅の比率が高まるだろうといわれています。そうなるとこれからは益々世帯主の若年齢化が進むかもしれません。その場合、小さな土地だと二世帯住宅が建て難いので、土地の大きさが問題になってきます。大きな土地の取得が難しい場合は、立体的な土地利用(例えば、三階建ての住宅など)ができる“用途地域”(一種低層住居専用などを除く)での土地の取得をするなど、土地の購入時から将来を見据えて考える必要があるでしょう。
これからの住まい探しは、今までの考え方の“常識”が通用しなくなるのかもしれません。