家づくりに女性の力
昨日は今日と違って春の訪れを感じさせる気持ちの良い日でした、そんななかお客様の新築工事の地鎮祭に参加させていただきました。少々驚いたのは神職が女性であったことと、なによりとても丁寧な神事であったことです。
女性神職にお会いするのは今回でおそらく2度目です、今までに数百回は地鎮祭に参加させていただいておりますが、それぐらいめずらしい出会いです。前回、女性神職にお会いしたのはたぶん15年くらい前ですから、ずいぶん久しぶりなのですが、そういえば前回にも同じように「ずいぶん丁寧な神事をされるなぁ。」という感想だったのを思い出しました。
地鎮祭に一緒に参列された方も、皆さん似たような感想で、感心する事頻りでした。女性神職、あなどれません、感服です。
さらには、その地鎮祭を開催した工務店の演出にも感動しました、その場を盛り上げようとする気遣いのうまさ、そして私は初めて見ましたが、地鎮祭の終わりの時の「祝辞」です。
地鎮祭の終わりに建築主に向けて祝いの言葉と、工事をさせていただく感謝の念を「祝辞」としてその場で読み上げていらっしゃいました。とても感動的な内容で、一生に一度の建築工事の時に、このような言葉を贈られると、とても心に響ききっと忘れることはないでしょう。
最近では建築工事に対する考え方がますますドライになってきて、ややもすると神事は軽んじられますが、結婚をすれば式を挙げるのと同じように建築関係の神事も考えるとよいのではないでしょうか?滅多にできる経験ではないのですし、なにより形に残らない家づくりの【思い出】が残ります。