11月の着工戸数
11月の着工戸数の発表が国土交通省からありました。
全体としては、分譲住宅は増加したが持家と貸家が減少したため、全体で減少したとの事です。
内訳はどうかというと、
①持家は 25,849戸(前年同月比 5.1%減, 3か月連続の減少)
②貸家は 24,446戸(前年同月比 8.5%減, 3か月連続の減少)
③分譲住宅は 20,985戸(前年同月比 13.1%増, 2か月連続の増加)
・マンションは 11,105戸(同 24.5%増, 2か月連続の増加)
・一戸建住宅は 9,751戸(同 2.6%増, 3か月ぶりの増加)
ということで、分譲住宅のガンバリが全体を底上げしていますが、それがないとすると大きく減少していたでしょう。
それでも以前のエコポイント終了の駆け込み需要の反動はもうそろそろ終わりの様子でしょうか?特にマンションの増加は目を見張るものがありますね。
いろいろな方の意見を聞いていると、結局、震災の影響は一時的な物で、消費マインドの低下はそれほどでもなく、今後は増加の方向を向くだろうとの事だそうです。
本当にそうなるのでしょうか?そうあってほしいとは思いますが、無理やり作られた住宅建築ブームであると、その最中にマイホームを建てる方は恩恵を受けることがありますが、反面では品質面での注意が必要になりますね。
「福袋を買ってはみたものの、開けてみたらいらないものばかりだった。」なんてことにならないように、袋の中身を見抜く目を養ってから住宅ブームというバーゲン会場に向かいましょう。