滅多に無い金環日食とありふれた〇〇〇。
皆さん金環日食はご覧になられましたか?まぁこんなことになるだろうと思ってはおりましたが、やっぱり私は普段の行いの悪さの報いで雲に隠れてさっぱり観られませんでした。救われるのはあわてて観測用グラスを買いに行ったら売り切れて手に入らなかったので無駄にお金を使わないで済んだことでしょうか(ハイ、負け惜しみです。)次の金環日食までには良い子になって見られるようにしたいと思います、でも300年以上先のことのようですけど。
金環日食のように滅多に無いことが、住まい探しになると頻繁に遭遇します。それは営業マンの「こんな物件は滅多にありませんよ!!!」という一言です。
そもそも全く同じ不動産はこの世にふたつとありません。営業マンはお客様に気に入ってもらうために一生懸命物件の説明をしますが、不動産業者は『不動産公正取引協議会』という団体から指導をうけており、広告については使用してはいけない語句を厳しく定めています。例えば次のような語句は表示内容を裏付ける合理的な根拠がある場合を除き、その使用を禁止しています。
・完全、完ぺき、絶対などの用語
・日本一、抜群、当社だけなどの用語
・特選、厳選などの用語
・最高、最高級など最上級を意味する用語
・格安、堀出、土地値などの用語
・完売など著しく人気が高く、売行きがよいことを意味する用語
いまだにチラシ広告などでは時々見かけますが本来は“反則”です。広告では使わなくても、現地での案内とか電話セールスなどでは当たり前のように使う人がいましたらホイッスルを吹いてあげましょう。
少々気に入った物件に出会ったりするとテンションがあがってしまい、こういった言葉を違和感なく飲み込んでしまいがちです。そんな時こそ深呼吸をして冷静になって再度考えることが必要です。
テレビで金環日食を観ましたが、あまり感動しませんでした。本物じゃないからなのか、加齢によるワクワク感の減少なのか、どちらにしても感性を磨く必要を感じました。何でもよいので『本物』をみて取り戻したいと思っています、その前にそのための時間的余裕をつくるのが先ですが・・・。