備えあれば・・・
不動産の購入に、必ずと言っていいほど付いてくるのが火災保険です。
本人の加入意思に関わらず、金融機関から借り入れをされるのであれば
必須になります。
必須なのに、ついつい後回しにされてしまいますが、保険料が意外に
必要とします、加入方法と内容によってもちろん大変な違いが出ますが
一番気を付けていただきたいのが、どこの保険会社のどんな保険商品に
入るのかという事です。
不動産会社はどこかの保険会社と提携していることが多く、とかく自社が
提携している保険会社を薦めたがりますが、その保険会社の商品が
購入者にとって、最適な商品である保証はまるでありません。
最近では、金融自由化によって金融機関(銀行等)が融資の際に
併せて保険を薦めてくることもあり、“仁義無き戦い”状態ですが、
そこには顧客の利益を本当に考えているのか疑問に思えてしまう
保険商品を堂々と薦めてくる輩も多いので要注意です。
弊社はFP資格を有したスタッフで構成しているのでもちろん
火災保険の知識は有しておりますが、保険商品の販売はしておりません。
どこかの保険会社の商品を取り扱うのは簡単ですし、扱えば利益にも
なる (これが実はバカにならない) のですが、それをしてしまうと中立性が
保てなくなりますので扱わないのがポリシーです、但し、お客様には様々な保険商品を
紹介することはできますので、必要とあらばその商品を取り扱っている
保険代理店を紹介させていただきます。
“武士は喰わねど高楊枝”というほどではありませんが、やせ我慢の
できるうちはこのスタイルは崩したくないと考えています
将来、自社の取り扱う保険商品が自信を持ってどこにも負けない
保険商品になったならば、弊社でもお勧めさせていただきます。
因みに、阪神大震災の時に損害保険で支払いされた保険金は783億円
対して、東日本大震災は現在のところ1兆1343億円だそうです、この金額差
だけをとってみても、今回の震災の規模が如何程だったのかが推し量れますね。
私たちの地方でもいつかは大地震がくるのは確実視されています、
それに備えるためにはお客様も、もちろん私共も確かな“眼”を持つ必要が有ります。
※明日から京都へ出張です、ブログはちょっとお休みになるかもしれません。