自分の足で歩く。
アジサイの花が見頃ですね、通勤途中で見かけると、つい歩く速度が遅くなってしまいます。不動産の広告で定められた1分当たりの距離では歩けそうにありません。
不動産の広告の場合、販売物件から交通機関の最寄り駅やバス停、商店、学校、公共機関などへの歩いていく場合の所要時間は、不動産公生取引協議会の表示規約で、道路距離80mにつき1分として計算することが定められています。1分未満の端数が出る場合は切り上げて計算します。たとえば500mの場合、[500m÷80m/分=6.25分]となり、表示は「7分」となります。信号や踏切の待ち時間、坂・階段の昇り下りによる時間のロスなどは計算上で考慮されていません。
ほとんど全ての広告はこの基準で作られています。しかし、実際には1分を80mで歩くのはほとんどムリです。私の趣味はウォーキングですが、そんな私でも、汗をかくつもりの早足で歩かないと1分80mでは歩けません。
ほとんどの人が難しいと思われる基準が、何故まかり通っているのかは不明ですが、不動産業者にとってはこの方法意外に、表示する方法がないので、本心ではムリだと分かっていてもしかたなくこの方法で表示されるのが実情です。
では実際にはどれくらいかかるのか言うと、子供の足では1分60m、老人では1分120mとも言われているそうです。さらに信号などのロスタイムを追加することをかんがえると街中では1.5倍くらいかかるかもしれませんね。
ちなみに、歩く速度と人間の余命には、相関関係があると米国の学者が発表したことがあるそうです。たしか、早く歩く人ほど長生きするという結果だったと記憶しています。長生きしたい人は普段から早く歩くようにしましょう、ただし、あまり早く歩くことに夢中になって、交通事故にあっては元も子もないのでご注意ください。