物件価格の妥当性
今朝の新聞にはいつもの週末と同じように沢山のスーパーの折り込みチラシが入っていましたね、どこのスーパーも旬の商品を他店よりも値打ちに提供しようと頑張っています、我々消費者はチラシを比較して○○は大体どのくらいの価格が妥当でそのなかでも◆◆スーパーが一番お得だ!と判断して買い物に出かけます。
不動産を探すときに不安になるのがその「価格の妥当性」です、特に仲介物件の場合、売主は業者ではないのでこの物件は高いのか?安いのか?よほどの近隣の相場観と経験がないと判断するのは難しいですね。
プロでももちろん近隣の取引事例を参考にしますが不動産には一つとして同じものが存在しません。同じ地域の土地でも、土地の形、面積、方位、接する道路の状況などによって、価格が大きく変わることがあります。また、同じ棟のマンションでも、階数、間取り、部屋の方位、管理状況などによって価格は変わります。このように、不動産価格の妥当性を判断する場合には、不動産の特徴(これを「個別性」といいます)を踏まえて、物件ごとに検討する必要があるからです。
最終的には売主と買主の合意で売買価格は決められますが、買主としてはできるだけ多くの情報を入手し(でも自己判断はダメです、あくまでも参考にしてください)、その物件の個別性だけでなく自身の都合なども加味して検討する必要があります。そのうえで売主との誠実(ここが大事)な交渉で決めるのが理想のカタチではないでしょうか。
全てをプロにお任せするのもひとつの方法ですが、一生に一回の買い物ですから「納得」からスタートしましょう。