Low-Eガラスの使い分け。
この2週間はロンドンオリンピックを楽しませてもらいました、これでやっと睡眠不足から解消されます。選手の皆さんお疲れ様でした、そしてありがとうございました。
特殊な能力を努力のたまもので成長させる人間とは違い、建物の性能はそれを選択するだけで得ることができます。近年で性能が著しく高性能化したものに“ガラス”があります。
ほんの数年前までは高額で、一般住宅に使う事は夢にも思わなかったのは、光は通すが熱は通さない“Low-E複層ガラス”です。
Low-E複層ガラスは大きく分けて、断熱タイプと遮熱タイプの2種類があります。断熱か遮熱かは特殊金属膜の塗布面の位置で決まります。特殊金属膜を内壁側に配して、室内放熱率を上げるのが断熱タイプ、外壁側に配したのが遮熱タイプ。気候や窓の面する向きに応じて使い分けます。
窓は明かりを入れたいが、熱は入れたくなく、逃したくないという矛盾した希望を叶えなくてはならないので省エネ対策として悩みの種でしたが、Low-Eガラスがそれを叶えてくれました、今後ますます普及する事でしょう。
先日見学させていただいた分譲住宅でもLow-E複層ガラスが全ての窓に使われていました。Low-Eガラスが発売された当初は普通のガラスの20倍くらいの価格がした記憶がありますので、それが全ての窓に使われるようになったのは、よほど流通量が増えたのでしょうね。
ところがその分譲住宅で少々気になったので担当営業マンに尋ねました、
私:「この家のLow-Eガラスの種類は何ですか?」
営業マン:「ハイ、全て遮熱タイプですから部屋のなかは暑くなりません!」と元気の良い返答。
私:「ということは、この南側の掃出し窓も遮熱するのでお日様のぽかぽか感も無くなっちゃうって事?」
営業マン:「うっ・・・。」
どんなに優れた商品でも使い方を間違えると逆効果になりますのでご注意ください。
製造メーカーの調査によると戸建て住宅の窓全てをLow-E複層ガラスにすると年間で冷暖房費が4~7万円くらい節約できるそうです、これは大きいですね。
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