リフォームとアレルギー。
アレルギーの話題が続いていて、今日は完全に土地の
お話から離れてしまうかもしれませんが、リクエストがあり
ましたので今日も続けちゃいます。
屋内の湿度が低いとインフルエンザなどのウィルスが増
殖しやすいことは皆さんご存知のことと思います、そこで加
湿器等の機械で部屋の湿度の上昇を行うのですが過ぎた
るは及ばざるがごとしで、加湿し過ぎると乾燥状態よりもも
っと大変なことになりかねません。
以前、私の友人のT君が自宅を増築及びリフォームをし
たところ子供が病気になったと相談を受けました、T君は、
これはリフォームが原因で欠陥住宅になってしまったので
はないかと考えているようでしたが、私の見た限りでは主
な原因は住まいかたに問題があるように思いました。
T君はリフォーム後初めての冬を迎えて以前から使っ
ているストーブやファンヒーターを出してきて暖房を始め、
子供の為に加湿器を使用したそうです、そうしたところ
子供がすぐに風邪をひいたので、どんどん加湿したら内
壁や押入れの中、家具の裏などみるみるカビが生えるほ
ど結露し、子供はかわいそうにアレルギー性の肺炎に
なってしまったそうです。
T君の家は東側の道路に面し、他の3方は隣家に囲ま
れています、そういった立地条件で、狭い南側の庭(T君
失礼)に増築をしたので以前より風通しも日当たりも悪く
なっていました、そのうえリフォームで断熱材を増量して
気密性を高めていました、そのように以前より気密性も
断熱性も高めたところに、以前と同じように加湿をしたの
で過加湿状態になっていたのだと思われます、T君のリ
ビングの湿度は80%くらいありました。
とどめは加湿器の種類です、T君は値段が安いからと
超音波式の加湿器を使っていました、超音波式加湿器は
きちんとメンテナンスしないと水が汚染され、それだけで
病気になってします。
リフォームはより快適な住生活を求めて行うものですが、
適切な方法で適切な使い方をしないと不幸な結果になっ
てしまいますね、ちなみに周囲の環境に注意した土地の
選び方でもこのような不幸は避けられると思います(あぁ、
なんとか最後に土地の話に持っていけた・・・)。
そういえばT君、こんなことになる前に私に相談してほしか
ったなぁ・・・。