他人の好みより、自分の判断
不動産を探しはじめると、いろいろな情報にめぐり合います。
人気のある街ランキングとか、便利な街ランキングとかの部類です、
たしかにそういった他人の評価は、判断をするときの一つの参考
にはなりますが、それに振り回されると判断を誤ることにもなります。
法律の規制についても同じことが言えます、よく誤解を受けることがあるのが
“用途地域”です、用途地域は都市計画法という法律において
地域ごとによって建てられる建物の種類を限定するルールを定めているのだが
その種類の名称が 「第一種低層住居専用地域」 から 「工業専用地域」 まで
全部で12種類に細分化されて決められています。
その名称からくるイメージから 「工業」 が名前についていると周りはみんな工場
ばっかりなのではないかという誤解をしたり、「低層」とつくと平屋しか建てられない
という誤解とか、とかく誤った認識をされやすいです。
昭和43年に決められ、それ以降は決めたルールに沿って街を形成しましょうという
気の長い将来を見据えた法律です、とはいえ、用途地域を設定した通りに街が
形成されていくとは限りません。事実、準工業地域や商業地域などで優良な住宅地を
形成している事例は多くありますし、そういった地域の方が利便施設が近所にあったりして、
かえって住みやすかったりします。
情報のあふれる現代社会なので、正しい情報を整理する手段を持ち合わせないと
思わぬ失敗をするかもしれませんね。
やはり自分の目で実際に足を運んで街の様子を確認することが大切です。