他の人はどうやってローンを決めたの?
昨日に引き続き住宅ローンのお話です、昨日はこれから購入
するかもしれない方、今日は実際に購入された方の実態です。
住宅金融支援機構が8月に公表した資料で「住宅ローンを
選んだ決め手」というのがあります、結果は
①、金利が低い事 70.3%
②、繰り上げ返済の手数料が安かったこと 28.1%
③、営業マンに勧められたから 18.3%
④、返済期間中の繰り上げ返済が小額から
可能であったこと 16.5%
⑤、保証料が安かったこと 16.2%
などです、気になるのは①と③ですね、①の金利が低い
からという理由では,変動なのか固定なのかで将来の
結果が大きく分かれてしまいます。
70.3%もの人たちはどれぐらい考えて決めたのかは
ちょっと疑問です、もしただ「低いから」という理由だけで
決めてしまったとしたら問題が発生するかもしれません。
特に杞憂するのは変動金利で目先の金利の安さにつられ
過剰なローンを組んでしまった方がいらっしゃるのではな
いかという心配です、もしその方が③の理由と併せての
決定であればなおさらです。
③の営業マンが良識のある人であれば問題はないのですが
自分の成績優先で高額な物件を無理に買わせているような
営業マンだと、本人の気が付かないうちに過剰ローン債務者
になりかねません。
不動産業界は悪い人ばかりという事はありませんが、自分の
成績に追われると、「借りられるから大丈夫ですよ」と自分と
お客様を“納得”ではなく“説得”して契約を迫る人がいるのも
否定できません、くれぐれも“みんながそうしている”とか“こ
の人が勧めるから”というような理由でローンを決めるのはや
めてください。じっくりと考えて納得してから決めてくださいね
解らない場合はHOCSにご相談ください。
上記のデータのソースは
http://www.jhf.go.jp/files/100164863.pdf
で確認できます。