岡崎市・三河地域における建ぺい率・容積率
今のような状況を「メダルラッシュ」と呼ぶのでしょうか?サッカー男子の日韓戦もきっと結果を出してくれるでしょう。
住まい探しを始められたばかりの方は、まずは聞きなれない専門用語の理解から戸惑います。一生に一回の買い物にもかかわらず、学校では教えてくれなかった用語との戦いに最後は疲れ果て、最後は「まぁ、これでいいか~。」と妥協せざるえなくなります。
土地探しについてまずは、“容積率と建ぺい率”でつまずく人も多いです。インターネットや雑誌等の情報では「気を付けないと家を建てることができないかもしれない。」とか「一戸建の土地は、大抵は容積率・建ぺい率が限度一杯に使われているので自由に増改築できる訳ではない。」などと言われていますが、実は三河地域ではそれほど心配しなくても良いかもしれません。
あらためて容積率とは、敷地面積に対する延べ床面積(全ての階数の床面積を足した面積、例えば2階建てなら1階と2階の床面積の合計面積)の割合をいいます。容積率200%の地域で、敷地面積50坪の場合、延べ床面積100坪まで建てられることになります。
つづいて建ぺい率とは、敷地面積に対する建物の水平投影面積(建築面積といいます、正確には少々ややこしい計算方法ですが、簡潔に言えば建物を空から見て庇の先のもっとも外周の内側の面積)の割合をいいます。建ぺい率60%の地域で、敷地面積が50坪の場合、建物の水平投影面積を30坪以内に収めなければいけません、総二階建てにすれば60坪以内、3階建てなら90坪以内までという事です。
上記の敷地面積50坪で、容積率200%・建ぺい率60%の場合は、庇の無い建物(無駄なく建ぺい率を使えるデザイン)であれば90坪くらいの建物を建てることができます。インターネットや雑誌等の情報は「第一種低層住居専用地域 容積率80%・建ぺい率30%」などの条件が厳しい地域を対象にして記載されていることが多いので誤解が生まれるのです。
一般的な戸建て住宅であれば30~50坪くらいの延床面積が標準です、それから比較すれば50坪程度の敷地面積でも十分な余裕があります。ただし、三河地域でも限られた地域ですが、容積率80%・建ぺい率30%という厳しい規制をしている地域が無いわけではないので注意してください。
建ぺい率・容積率はマンションには一見関係ないように思われるかもしれませんが、じつはマンションの方が問題かもしれません。新築時に建ぺい率・容積率を目一杯使い切っているような物件の場合、将来の建替えの際に増床する余裕が一切ないという事になるので、増床分を売却して建て替え資金に回すとか、敷地内に建替えるなどの方法が取れなくなり、建て替えがスムースにいかなくなる可能性があります、すでにその問題は都心部では大きな問題になっているそうなので、今後この地域でも顕在化してくることでしょう。