お家の進路相談所スタッフブログ

家康公と住まいづくり。

三年ほど前になりますが、岡崎の大樹寺の門に巨大な灯光器を置き、岡崎城の天守閣を照らす、というイベントが行われたのを覚えていらっしゃいますか?拙宅の前の公園の上10m位を、水平に灯光器の光が天守閣に向かって伸びているのを見て、本当に大樹寺の門は岡崎城の方角を向いているのだと今更ながら感心したのを覚えています。その光の線を「ビスタライン」と呼び、実は岡崎市中心部の住まいづくりにも関わっています。

 

ビスタラインの「ビスタ」は「眺望・展望」を意味し、大樹寺と岡崎城を結ぶ約3kmの直線を「ビスタライン」と呼んでいます。
 これは徳川三代将軍家光が、寛永18年、家康の十七回忌を機に、徳川家の祖先である松平家の菩提寺である大樹寺の大造営を行う際に、「祖父生誕の地を望めるように」との想いを守るため、本堂から三門、総門を通して、その真中に岡崎城が望めるように伽藍を配置したことに由来しています。
 また、歴代の岡崎城主は、天守閣から毎日ここに向かって拝礼したとも伝えられています(ちょっと横着な気もしますね)。

 

来月の1日より岡崎市の新しい景観条例が施行されます。簡単にご説明すると、ビスタラインにかかる地域には、それを邪魔する高さの建物は建てられませんよという規制です。

詳細はコチラ


 この規制は一般の方にはあまり関係ないように思われるかもしれませんが、実は意外に影響あります。我が家の地域もそうなのですが、ビスタラインが近くを通っているので、今後は高い建物が建つ心配が無くなりました(我家の場合は東側に)。

 

ビスタラインの総延長は4.4㎞にも及びますので、影響を受ける地域は広範囲です。マンションメーカーにとっては邪魔な存在が増えた事でしょう

 

 

少しだけ家康公が身近になりました。

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