アメリカの分譲住宅
20年以上も前の話になりますが、会社の研修でアメリカの分譲住宅を
見学に行ったことがあります、はじめてのカルフォルニアで見るものさわる物
始めてづくしで、驚きの連続だったのですが、分譲住宅もやはりびっくりものでした。
いわゆる建売分譲の見学では、デザイン力の違いに感動すらいたしました、
とにかく、外観デザイン・内装デザイン・エクステリアデザインの全てがひとつの
コンセプトで完璧に統一されて、プロの仕事だなぁ~と感心しっぱなしでした。
リビングでは、カーペット・壁に飾られた絵・ソファ・クッション・カーテン・壁紙・照明器具
等が、色柄から形状、質感まで統一されて、まるで完成された絵の中に入り込んだ
ような錯覚におちいるようです。
ただし意外だったのは、家そのもののボリュームです、販売対象が
ニューファミリー向けだったということもあるのでしょうが、
それほど広くない(たしか40坪くらいだったかと)。
土地はもちろん200坪くらいはありそうでしたが、それぞれの寝室の大きさも
日本と大した違いは無く、拍子抜けしました。でも、玄関が無いとか廊下が無いとか
日本と間取が違うので、家族が集まる空間はとても広く感じられました。
しか~~~し、最大のびっくりは、作り(仕上げ)の雑さが超一級品、日本でしたら
とても引渡し出来ないレベルのひどさ、当時案内してくれた販売会社の人
(身長が2mくらいあった)はビューティフルを連発していましたが、それには
苦笑いするしか有りませんでした。
アメリカと日本を比較することは、法制度の違いの問題も有って単純には
できませんが、やはり住宅の選択はその地方の気候風土と文化を
最優先にするべきではないかと思います。
また、自身がデザイン力を身に付けるか、プロの力を借りることによって
低予算で、洒落た家に住むことも充分可能です、誰と一緒になって
家づくりするかはとても重要ですね。
そういえば、これを書いていて嫌なことを思い出した、アメリカの本屋で雑誌を物色
していたら、デカイお兄ちゃんたちに囲まれて、びくびくしていたらいつの間にか
尻ポケットのお金が無くなっていた。
チクショーーーーー!金返せーーーーー!!!!