欠陥住宅はこうしてつくられる。
“抜けるような青空”とは今日の空を表すためにつくられたのではないかと思うような美しい空でした、どれだけ見ても見飽きない美しいものが世の中にはいくつもありますが、それらは全て自然が与えてくれた物です、そこに邪念がないからこそ発することができるのでしょう。身近に見つけると無条件に嬉しくなります。
先週の出来事です、朝からの雨が降り続くなか、ハンドルを握って打ち合わせ先へ向かっているとき、目の前の光景に違和感を得ました。それは土砂降りの中を走る“生コン車”です、シュート(生コンが流れ出てくる口)の汚れ具合とドラムが回転しているのをみると、これから現場へ向かうところのようです。
何が“違和感”かというと、本来、生コンの打設は雨天では行いません、ましてやその日はその後も雨が降り続く予報でしたので、生コン打設はありえない日なのです。それでも生コン車が走行しているという事はどこかで生コンが打設されてしまったのでしょう。
コンクリート工事は雨天時に施工をすると、著しく性能低下をおこすと言われています(http://ameblo.jp/skyhiryu/こちらの方のブログが詳しいです)。残念ながらこのような不適切な工事は、後を絶たないのが実状です。限界以上のコストダウンの要求やモラルの低さが原因ですが、知らないところでこのような工事をされてしまうと損害を被るのは施主です。
基礎工事にコンクリートを打設(流し込む)する時は基礎工事業者・ポンプ車の業者・生コン業者など複数の業者・職人が一堂に会します。よって天候の急変などで工事を中止すると、大勢の職人さんの仕事を急にキャンセルしなくてはいけなくなります、ところが現場での力関係やモラルの喪失により工事が強行されてしまうことが間々あるようです。
せっかく一生懸命に考えて、夢のマイホームを実現させようとしているのに、肝心の施工がこの有様では台無しです。
このような事例は、建築会社の大小を問わずおきています。しかしこのような事態の責任は、建築会社だけにあるわけでは無いと思います、必要な所に必要なだけのコスト(お金と時間)をかけるようにしていかなければ不適切工事は無くなりません、発注者と受注者がともに引き起こしてしまった事態、という側面を見逃している限り解決はできません。
施工状況を第三者として監理するインスペクションという仕組みがあります、全ての工事現場に導入されればいつか欠陥住宅と呼ばれるものはなくなるかもしれません。
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