申込書を出す前に良く考えましょう。
このところさらに住宅産業が賑やかになってきたような気がします。様々な要因が「家を買うなら今だ！」と煽り、購入を焦ってしまう気持ちは分かりますが、住まいは衝動買いをしてよい買い物ではありません、購入の申し込みはくれぐれも慎重に検討してください。
あわてて購入の申し込みの後に、具体的な交渉を行った結果、各種条件が折り合わないなどの理由から申し込みを撤回したいということもあり得ます。このような場合、一般的に、売買契約を締結していない限りは、申し込みを撤回することは可能です。また、申込証拠金を支払っている場合は、返還されます。
ただし、特に中古物件の売り主は、ある程度の契約成立の見込みがあると判断して個別の交渉を開始している点には留意しなければいけません。どうしても購入が難しく、申し込みを撤回する際に、不誠実な対応をしてしまった場合には、売り主とのトラブルが発生することもあります。
買う人が真剣なように、売る人も真剣です。安く買いたい・高く売りたい、と相反する考えを持った人同士で取引をするわけですから、買主の一方的な都合で売主を振り回すような事態を作ってしまうと信用を失い、その後は不動産業者も積極的に関わりあうのを避けるようになるかもしれません。
あせって安易に購入の申込をすることは、自分にも、そして売主や不動産業者にも不利益になります。
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