土地探しを他人に頼む?
ご存知の方も多いと思いますが、昨日、目を疑うような某ハンバーガーショップのチラシが新聞に挟まれて我が家にも届けられました。松坂牛のハンバーガー、価格は1ヶ1800円!!!いったい誰が注文するのでしょうか?私は今日が人生最後の日だとしたらお店の人に震える声で頼むかもしれません。
さて土地探しですが、意外と知られていませんが自分で探さなくても人に頼むという方法もあります。ダレに頼むかというと工務店やハウスメーカーです、工務店やハウスメーカーは自社で建築工事がもらえるならと必死になってお客様のために土地を探してきてくれます、
『不動産業者との付き合いも幅広いので一般の方よりも早く情報を手に入れて、場合によっては未公開情報もお伝えできますよ~』。
・・・でも、このセリフはハウスメーカーがお客さまをつなぎ止める為の常套句です。土地を探してくれるのならこのハウスメーカーの話を聞いてみようという気にさせて、
『土地を探すのならば予算決めが必要です、予算を決めるのならば建物の価格が決まらないと土地の価格が決められないのでまず建物の価格を決めるための打ち合わせをしましょう』
と話が続き、いつの間にか土地も決まっていないのに建物の計画だけが先行し、お客様の頭のなかはもはや洗脳状態になり、総予算から建物の価格を差し引いた価格での土地探しを余儀なくされ、最後には『予算的にはこの土地しか合いませんから』という悪魔の最終宣告(でもなぜかお客さまには天使のささやきに聞こえる)によって思ってもいなかった土地の条件で決められてしまいます(こともあります)。
どうしてもこのハウスメーカーで我が家を建てたい!と強い希望がおありであればこの方法も有りかも知れません、でもやっぱり順番が逆のような気がしますけどね。
土地探しを他人に頼むのは決して悪いことではありませんが、生涯で何度もない買い物ですからできるだけ多くの物件を見ることをお勧めします。
回数を重ねればそれまでは見えなかった長短が見えてきたり、意外な発見、考え方の変化があったりします。