太陽光発電の付いた中古住宅の問題。
2017/2/3
中古住宅がにわかに注目されています、昨年は新築マンションよりも中古マンションの販売数が多かったこともニュースになりましたが、戸建住宅でも若い世代への補助金の導入などでますますピックアップされるでしょう。
中古住宅の流通が活性化されるのは、基本的には好ましい事だと思いますが、このような時にブームにかこつけ、問題を抱えた建物を平気で販売する輩も出てきます。これから中古住宅を検討する人は慎重に物件を見極める目を持つ必要があります。
先日も不動産業者の広告で目にしたのが、「太陽光パネル付き中古住宅」です。売り文句は、「太陽光発電で財布にも地球にも優しい。」でしたが本当に鵜呑みにして良いのでしょうか?
仮に宣伝のとおりで売電するなり自家消費するなりし、電気代がオトクになったとしても気になる点があります、築年数20年で5年前に太陽光パネルを設置したようですが、耐震性のチェックはなされているのでしょうか?最近のパネルは軽量化も進んでいますが、それでも全部で数百キロの加重になるのが太陽光パネルの弱点です。
屋根の上にそれほど重いものを乗せるので、地震時のダメージは余計に大きくなります。屋根自体にも負担がかかり雨漏りの心配もあるのに、地震の時に心配が残るのであればいくら電気代が安くなっても割に合いません。
中古住宅の購入後に調べてみたら「耐震性に大きな問題があります、原因は太陽光パネルです。」ではシャレになりません。売主は気が付いていないことかもしれませんが、気の利いた不動産業者ならひとめで分かることです。
メリットだけを強調して販売しようとする不動産業者には、デメリットは本当にないのか必ず確認するようにしましょう。でも、隠してでも売ろうとする業者も存在するのは不動産業界の実態です、対抗するには自分が努力するか専門家を味方につけるしかありません。
昼食のついでに市内の公園へ出かけると、早咲きの梅の花がチラホラ。まだまだ凍える日が続きますが、春の兆しも感じられるようになってきました、そういえば明日は立春ですね。
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