空き家問題の解決策 岡崎市
2016/9/11
「近所に空き家があるのですが、購入できないでしょうか?」結婚したばかりの子供世帯の為に、近所の空き家を購入したいというお母様からのご相談です。
空き家の所有者を探すのは、法務局などで調査できるので、通常の場合それほど難しいことではありません(まれに所有者が故人であったり、相続登記中だったりする場合は時間が掛かることもあります)
所有者を探し出し、売却の意思の有無を確認するだけなので、不動産業者にとっては比較的簡単な仕事なのですが、空き家の期間が長期に亘っていると交渉が困難になる事もあります。
このお客様のご希望の家は、既に2年以上も空き家の状態らしいので、特段の事情があって空き家になっているのかもしれません、事情によっては不動産の問題よりも、家庭事情の解決が必要になりますので、担当者の力量が問われます。
世間では空き家問題が喧しく言われていますが、筆者の感覚では建築士、宅建士、税理士などが専門知識だけで取り組んでも解決は難しいのではないかと思います。多くの空き家所有者は放置しておいても、自分に何もトクがないことは百も承知です、損得勘定だけでは決められないので進まないのです。
国や市町村が、「空家等対策の推進に関する特別措置法」の施行後に取り組んでいるようですが、これと言った解決策が見つからないのは、その点のピントがずれているのではないかと思います。「空き家」という現状を突くのではなく、空き家として放置しなければいけなくなってしまった理由を、家族単位で解決してあげなければ、いつまでたっても埒が明きません、理詰めだけで解決できることではないのです。
弊社の地元、岡崎市だけでも「空き家」は2000件も以上あるそうです。そのうちのどれだけが解決に向かっているのかはわかりませんが、これから市役所に目を付けられた空き家の所有者は、否応なく何らかの決断を迫られるようになるかもしれません。
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