住まいのメンテナンスに最も効果的な方法。
2014・04・20
先日、仕事で移動中、国道1号線に架かる橋の上で渋滞にはまりました。することもないので、何気なく自らが乗っている橋桁を見たところ、この上もない恐怖を感じました。
劣化により橋桁のコンクリートが剥がれおち、鉄筋がむき出しになって錆びつき、何の補修もされずに放置された箇所が何か所も見受けられるのです。素人が見ても危険な状態にあることは明らかな状態でした。
恐らく日本中にこのような老朽化したインフラが存在するのでしょうが、大動脈ともいえる国道1号線がこのありさまでは、他は推して知るべしです。税金の無駄遣いはもちろんしてほしくないのですが、人の命に直接かかわることが容易に想像できる場所においては惜しむようなことはしてほしくありません。後の世代の為にも必要なメンテナンスは絶対に欠かしていけないでしょう。
住まいにおいても同じことが言えます。適切なメンテナンスを行っていれば、高温多湿と言われる日本でも長期にわたり建物を維持することは可能です。親が建て、ひ孫が使う事でさえ可能なのですが、日本人の場合メンテナンスが苦手な性分なのか、新築で建てたきりで一度もメンテナンスせずに住み続けている方がとても多くいらっしゃいます。
なにか問題がおきれば仕方なく対処するのですが、戸建て住宅の場合、建物に対して予防的な処置(メンテナンス)を積極的に行う人は少数派です。理由は重要性を理解していないのと、“予算”にあると思われます。
分譲マンションでは“修繕積立金”という形で半ば強制的に徴収されて予算化されていきますが、戸建て住宅では自己責任です。その場合はよほど重要性を理解していないと計画的に予算化する人は少ないでしょう。
どれぐらい必要になるかは新築時の仕様と環境や使用実態によって変わってくるので一概には言えませんが、マンションの場合は10~15年のサイクルで大規模な修繕を行い、平均的には200円/㎡程度を毎月積み立てます。それにならえば一戸建ての住宅の場合、毎月20,000~30,000円は積み立てる必要がある計算になります。
新築の打ち合わせをしているときに、ハウスメーカーや工務店は「毎月の住宅ローンの返済以外に3万円位メンテナンス費を貯金しておいてくださいね。」などとアドバイスする会社は皆無でしょう。しかし間違いなく必要なお金なのですから自分でなんとかするしかありません。
もちろん新築時にメンテナンスをできるだけ必要としない仕様とすることは賢い選択なのかもしれませんが、絶対に劣化しないものはありませんし、機械類は必ずといっていいほど壊れます。残念ですが避けては通れないメンテナンスは、予算化することでしか対応はできないのです。できることであればライフプランのなかに修繕計画も組み込むようにしましょう。
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