将来、金利が上がれば固定金利に借り換えればよい?
2015・5・19
「変動金利でとりあえず借りておいて、将来、金利が上がったら固定金利にすればいいですよ。」返済金額に余裕のない客に対し、住宅営業マンが良く使うトークです。
このトーク、理屈ではあっていますが、実際にはうまくいかないことが多いでしょう。しかも誰でもが使える手段でもありません、鵜呑みにしてその気でいたら、金融機関で相手にされなくても、営業マンは責任を取ってくれるわけでもありません。
仮に固定金利へ借り換えができたとしても、その後の返済額は大きく上昇します。変動金利から固定金利へ借り換えようと考える人は、その時点で変動金利が上昇して毎月の支払額が増えたので、慌てて固定金利へ借り換えを考えるのでしょうが、変動金利が上昇するときは、それよりも早く固定金利が上昇する傾向にあります、つまり変動金利での上昇分よりも、さらに激しく上昇するわけですから借換え自体をとまどうことでしょう。
営業マンはいかにも「将来、もし金利が上がっても借り換えれば大丈夫ですよ。」というようなニュアンスで客に伝えますが、まったく無責任な発言です。購入額に対して借入金額の割合が少なく、返済期間も短い方であればそのような論法は通用しますが、「固定金利だと支払いが多くて大変だから。」という方であれば変動金利の罠にどっぷりと浸かることになるでしょう。
酷い目にあいたくなければ、少なくとも客の返済能力すら理解していないのに、無責任な発言で購入を勧める営業マンとは付き合わないようにすることです。
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