住宅ローン、安心して返済できる借入額の算出方法。
2015・5・26
「安心して返せる金額を借入したい。」いたって健全な発想ですが、どうやってその金額を算出すればよいのでしょうか?
弊社に相談に来ていただく、ほとんどの人から同様の質問をいただきます。質問をいただく動機は、ハウスメーカーの営業マンからの「お客様の年収なら、○○○○万円くらいまで借入できますよ。」という話を鵜呑みにできないからでしょう。
返済できる金額を算出するより、借入できる金額を算出するのはとても簡単です。年収に対し、上限までの返済比率で計算すれば、だれでも導き出すことができます。
例えば、年齢35歳・年収600万円・借入金利を1.6%とした場合、約5625万円の借入が可能です(その他の借入金がない場合)。借入金利を変動金利並みの0.8%で計算すれば、なんと6408万円まで借入可能と計算できます。
たぶん多くのお客様は、この金額を提示された段階で本当に返済できるのか疑問に思う事でしょう。住宅営業マンはしたり顔で「皆さんこれくらいは借入されていますよ。」というようなトークで、お客様の不安感を消そうとするでしょうが、直感的に不安を感じるお客様のほうが正常な判断と言えるでしょう。
では、どうやって安心して返済できる借入額を求めればよいのでしょうか?実は答えはすでにお客様がお持ちです。具体的に借入金総額のイメージはなくとも「毎月、○万円だったら余裕をもって返済できる。」という金額(例えば、現在の家賃など)はあることでしょう、それらの金額から逆算して借入額を求めればよいのです。
現在の家賃が8万円の場合、毎月の返済額を同様に8万円と設定、借り入れ条件を年収からの借入可能額の計算と同じように35年返済・借入金利1.6%の場合、借入額は2571万円となります。
計算の結果は2倍以上の開きができてしまいました。上記の比較はとても大雑把な方法ですので、あくまでも参考値ですが、売り手の発想と買い手の発想は、これぐらいの開きがでるということは注意しておいていただきたいです。
自分たち家族にとって適切な借入額を判断したい場合は、客観的に判断できるお近くのファイナンシャル・プランナーさんなどに聞いてみてください。
※上記の計算値はあくまでも一例です。金融機関や個人の条件によって異なりますのでご承知ください。
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