問われる金融機関の姿勢
2018/2/13
最高裁がまとめた2017年の個人の自己破産申立件数(速報値)は、前年比6・4%増の6万8791件で、2年連続で増えたとのこと。伸び率は16年(1・2%増)から大幅に拡大したそうです。自己破産は16年から前年比増加に転じ、ペースが上がっています。理由はここ数年で貸し出しが急増した銀行カードローンや住宅ローンの借り過ぎ、若年層では学資ローンなどがあるでしょう。
さらに今朝の報道では会社員らが投資目的で建てたシェアハウスで約束された賃料が払われなくなった問題で、融資関係資料の改ざんなどの不正が多発していたことがわかったとのこと。預金額水増しなどで信用力を上げ、多額の融資を受けやすくしたとみられるようです。融資の多くは地方銀行のスルガ銀行が担っていたようですが、自己破産にしても不正融資にしても銀行の姿勢そのものに問題があるのは間違いありません。
客にお金を借りてもらって利益を出すのが金融機関です、そのこと自体は問題ありませんし、誰もお金を借りられなくなっては経済活動が成り立たなくなるので論外なのですが、貸し手の倫理観が欠如してしまえば、借り手が不利益を被ることになります。スルガ銀行は「お客さまの夢の実現をお手伝いする商品・サービスをご提供しています」がキャッチコピーなのに、夢を餌に顧客を食い物にしていたのでしょうか?
もしかするとスルガ銀行も被害者なのかもしれませんが、だとすれば自らのチェック機能の甘さ、情報収集力の不足等についてはしっかりと説明し、信頼回復に努め、顧客に迷惑をかけないようにしていただきたいものです。そしてこれから何らかの理由で融資を受けようと考えている方は、その理由も含めてしっかりと金融機関を選ぶ目を養わなければなりません。
残念なことに、甘い言葉を囁く人ほど注意しなければいけない時代になってしまいました。
昨日は長野県の諏訪湖へ家族でドライブ、5年ぶりに現れた、神様のデートの為の通り道という言い伝えの「御神渡り」を見てきました。途中、高島城へ寄りつつ、午前10時ころに現地へ到着、そのころはそれほどの人出ではなかったのですが、東端から西端へ渡った頃には大勢の人出で大賑わいでした。関西や関東などの遠方からの自家用車が目立ち、すがれるものなら何でもすがる私のような人は日本中にたくさんいるのですね。
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