返済負担率はどれくらい?
今朝のトップニュースはヒッグス粒子発見か?でしたが物理はさっぱりの私には何のことやらまったく解りませんでした、ただ99%見つけたとするならば“それでいいじゃん”と思うのですが物理の世界では99.9999%以上という率にこだわらなければいけないそうですね。
率といえば住宅ローンを組むときに返済負担率が審査されます、返済負担率とは収入に対して住宅ローンの返済額がどれくらいの割合になるかという比率です。同じ収入があっても家族構成の違い、支出の額は家庭によってまちまちなので単純比較はできませんが、住宅ローンを組んでいる『他の人たちはどれくらい?』の参考ぐらいにはなります。
10%以下 11.5%
10%~15%以下 23.5%
15%~20%以下 30.3%
20%~25%以下 18.6%
25%~30%以下 11.4%
30%~35%以下 2.2%
35%~40%以下 0.9%
40%超 1.7%
上記の表の結果からしてほとんどの方が堅実的な借入額にしていらっしゃるとは思いますが、問題なのは収入と支出のバランスが取れていない方がいるかもしれないということです。
例えばフラット35での融資基準は年収400万円以内が30%以内、400万円以上が35%以内になっています。年収400万円の一般的な夫婦と子供二人の家族が本当に30%枠一杯に借入れすると、毎月平均10万円の返済になり、とても生活は立ち行かなくなるのは目に見えています。でも売り手からは「借りられるから大丈夫ですよ」と甘い言葉で誘われてその気になってしまい・・・という状況になりかねませんのでご注意を。
融資の審査基準は民間の金融機関とフラットで比較をすると、民間の金融機関の方が一般的には厳しいです。もしあなたの担当の営業マンが「民間の金融機関でダメだったのでフラットにしましょう。」と言ってきたら要注意です、住宅ローンには『絶対に安心な奥の手』なんて無いということは99.9999%断言できます。