住まいのデザインに対する夫婦の溝解消法。
昨日は名古屋市美術館で開催されている「大エルミタージュ美術館展」へ家族で出かけてきました。“西欧絵画の400年”と銘打つだけあって、作品種類や量にも満足できました、野暮な私であっても、やはり時々でも本物に触れると刺激されるものがありますね。
絵画の好みが家族でも分かれるように、住宅のデザインの好みについても仲良し家族であろうが意見は分かれます。先日お会いしたご夫婦も建売住宅をご検討で、間取りや設備・周辺環境などは、ほぼ希望に合致して「もうこれに決めよう」というくらいの気分でいざ現地へ赴いたところ、建物の外観デザインについて夫婦間の意見がまったく食い違い、お互いがまったく譲らない状態になり手に負えなくなってしまいました。
直感的に好き嫌いで判断するのも良いですが、建物のデザインにはその“形状による性能”が直結してきます。象徴的なのは建物の軒(屋根の先の部分)です。最近流行の「シンプルモダン」のデザインは軒が全く無いデザインが多いですが、本来の日本家屋には軒の無いデザインは考えられませんでした。
日本はその湿潤な環境ゆえに、雨や朝露などができるだけ外壁に当たらないようにするために深い軒を設ける必要がありました。確かに技術の進歩で以前よりは外壁の劣化対策や床下の湿度コントロールはし易くなりましたが私のような古いタイプの人にはいまだに抵抗が無いわけではありません。
また窓の大きさや配置にも大きな意味があります。間取り優先で窓を設置すると、必要な位置に必要な数・サイズの窓がとれなかったり、全体的なデザインと調和が取れなくなったりします。
このようにデザインには“形状による性能”という意味があります。その意味を理解してから建物デザインを考えるようにすれば夫婦の溝は埋まるかもしれません。
大エルミタージュ美術館展で衝動買いしてしまいました。(もちろんレプリカ)弊社のカウンセリングルームの壁に飾るつもりです、よろしければ見に来てください。
アルフレッド・シスレー
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