お家の進路相談所スタッフブログ

暖かい家を建てる方法。

2016/1/25

 

 暖冬で身も心も緩んでいたところに、「数十年に一度」の寒波到来。暖かすぎるのも困りますが、冷えすぎも困りますね。

 

 弊社のお客様の中に「長期優良住宅」仕様で、新築住宅を建築中の方がいらっしゃいます。先日その建築現場を見させていただいたのですが、入った瞬間に「これが長期優良住宅の実力なんだ。」と感心させられました。

 

 見学当日の朝も雪が降り、市内は雪に不慣れな自動車が右往左往して大混乱でした。そんな中なんとか現場にたどり着き、車から降りる前にコートを着込み、手袋、ヘルメットを着用し、完全防寒で屋内に入りました。ところが屋内で作業をしている職人さんを見て、私の頭の中は「???」となってしまいました。

 

 なんと若い職人さんは防寒着どころか、薄手の長袖シャツ一枚で作業をしています、職人さん曰く「この現場は暑い!」とのこと。屋外は摂氏5度なのに、窓を閉め切って作業をしていると汗をかいてしまうほどだそうです。その家がそれほど温かい理由は建物の断熱性と気密性にあるのでしょう。

 

 その家は「省エネ対策等級4」という基準で建築されています、窓のサッシも高性能な断熱性を持ったものを使用していました。技術的な詳細は別の機会にしますが、身を持って体験すると「なるほどなあ。」と納得できます。

 

 近い将来、この程度の仕様が最低限となり、新築住宅であればだれでもが性能の良い住宅の恩恵を受けることができるようになりますが、残念なことに今はまだ義務化されていません、さらに高い性能で建築することができる会社もありますし、研究者から見ればこの程度はまだまだとの声もあります。

 

上を見ればきりがないのかもしれませんが、これから住宅を建てる人は、少なくとも性能には明確な基準があり、それは建物を注文する人が選ぶことができるということは理解しておいた方が良いでしょう。間違っても、客が知らないことをいいことに、客観的な基準を否定するような建築会社には注文しないようにすることです。

 

 

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