お家の進路相談所スタッフブログ

駅のホームドアと住宅のバリアフリー。

2016/10/20

 

最近、視覚に障がいがある方が、駅のホームから転落する事故が相次いでいます。痛ましい知らせを聞くたびに、ホームにドアを設置するなどの対策を急ぐように声が上がりますが、資金的・技術的な都合もあり遅々として進みません。

 

視覚に問題がなくても駅のホームは怖いものです。欄干のない橋を渡っているようなものなので、ひとつ間違えば死に至るかもしれない事故に遭遇する可能性が高い場所であるにもかかわらず、利用者のモラル・倫理観だけが頼りの、「利用者は全て善人である。」という性善説あっての施設だといえます。

 

ホームドアなどのハード面での充実はもちろん必要ですが、最も有効的なのは、利用者が「駅のホームは他人を傷つけるかもしれない危険な場所」ということを再認識することです。毎日利用して慣れ親しんだ場所であっても目を閉じて歩くことはできないでしょう、それだけでも分かっていれば点字ブロックを塞いだり、他者の通行を妨げるような行為はしなくなるのではないでしょうか。

 

住宅建築の世界では、特に設備面においてユニバーサルデザインの考え方は日々進歩していますが、残念なことに肝心の住宅の設計者が追い付いていない感があります。本当に使い勝手の良い住宅は、建物の構造、設備、デザイン、外構などがトータルで考えられていないとかないませんが、屋内はバリアフリーだけど建物に侵入すること自体が困難などチグハグな事例が散見されます、この点については設計者のスキルと経験に頼るしかなく、業界あげての対策が必要でしょう。現状では「福祉住環境コーディネーター」などの資格を有した方と進めれば、ある程度のスキル面は担保できるでしょう。

 

住宅取得の場合、家族に支援が必要な人がいれば、入念に検討されますが、そうでない場合はバリアフリーにかける費用は後回しにされがちです。しかし、いわゆるバリアフリーに配慮した住宅を建てたり改修したりすると、補助金が支給されたり税制の優遇を受ける制度があります、一時的に資金が必要になるかもしれませんが、制度をうまく活用すれば可能になることもありますのでよく検討してみてください。

 

 

されど結局は、物理的な障壁より社会的な障壁を無くす方が弱者・健常者ともに使い勝手の良い社会になるのだと思います。

 

 

 

※障害のある人の便利さ使いやすさという視点ではなく、障害の有無にかかわらず、すべての人にとって使いやすいようにはじめから意図してつくられた製品・情報・環境のデザインのこと。

 

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