お家の進路相談所スタッフブログ

あなたは住宅ローンを借りられるか?

 少し古いデータですが平成21年12月の住宅金融支援機構の発表で希望通りの住宅ローンの借り入れができたか?の問いに対しての調査結果があります。結果は81%が希望通り、残りの19%が希望通りにならなかったという返答でした。

 そのなかでも10.3%の人が融資を断られたとのこと(結果としてはどこかの金融機関で融資は受けていると思われる)、この数字を多いとみるか少ないとみるかは判断が分かれるでしょうが、10人に一人は断られるのが実情のようです。断られないまでも融資額を減額されたり、金利をアップされたり、保証料を上積みさせられたりという結果も含めると5人に一人は何らかの問題が融資の際に発生してしまうようです。

 この発表データではその理由までは明らかにされていませんのでここから先は推測ですが、過去に借り入れ事故を起こした方でもない限り、原因は住宅販売事業者にあると思います。金融機関が融資の可否を判断するのに重視するのは返済負担率と勤務先や職種です。これらのことは住宅販売事業者はほとんどの場合あらかじめ把握しているはずです、ようはそれに応じた計画をしていれば問題にならずに済むのに、その点を見落としているから発生した事故なのであり、未然に防ぐことは十分に可能なことです。

 住宅事業者(住宅営業マンや不動産業者の営業マン)が自分の成績を急ぐばかりに肝心の部分を後回しにして起きるこの融資に対する不満は昔から無くなりません。しかしここはあえてお客さまに苦言を申し上げます、そんな営業マンに踊らされずにときどき立ち止まり冷静になって見直すようにしましょう、営業マンとお客さまがいっしょになって踊っていればこのような事態にあなたもなってしまうかもしれません、いや、なります。

 耳触りの良いことばかり並べたてる営業マンほど販売成績は良いです、でもお客様本位の営業マンであればときには厳しいことも言います、自分の担当者が自己の成績優先の営業マンかどうかはくれぐれも注意して見抜いてください。

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