年末までは、家は買ってはいけない（人もいる）。
先日見かけたハウスメーカーのチラシで衝撃的な文言がありました、
「今買わないと車一台分損します！」
その文言の理由は、消費税が上がるから・住宅ローン減税が減るからなどのようですが、虚言もここまで来ると開いた口がふさがりません。
どのハウスメーカーも、消費税増税前の駆け込み需要を狙っての売り込み合戦がますます激しくなっています。他社がセールスするので、自社がやらないわけにはいかないでしょう、各社やむなく行なっているのかもしれませんが、いくらなんでもあからさまな嘘はダメです。そんな業者から購入すると、後々から嘘の上塗りで酷い目に遭わされかねません。
国交省が求めている消費増税後に住宅を購入する人の負担を軽くするための対策は、ローン減税の拡充以外にも不動産取得税・印紙税・登録免許税の非課税化などもあります。本当に国交省の求めるような対策が採られるかどうかは、今後の政治の流れにも左右されそうなので不透明ですが、前回の消費増税時に起きた駆け込み需要と二年後におきた反発による急減での景気悪化の轍を踏まないようにしなければいけないことは間違いありません。
12月頃には増税対策がはっきりするでしょうから、資金計画とライフプランに無理のない方を除き、住まいの購入を年末まで控えたほうが良いかもしれません。
逆に言えば、今現在で住まいの購入を考えている方で資金計画・ライフプランに問題のない方であれば、ハウスメーカー・工務店に対して最大限の条件交渉ができる時であるという見方もできます（そうだとしても、もう少し先ですけどね）。
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