住宅ローンの返済計画
先日の新聞に衝撃的な記事が載りました。
住宅ローンの返済計画見直しの申込み件数が
東海4県の地銀13行の累計で1万件を超えたことが
分かったとのこと。
09年12月以降の累計だから、19か月分の
累計ということになるが、その間に大震災が
発生しているので一概には言えないが、このままだと
年間の住宅ローン破綻者が10万人を超えても不思議
ではない時代が極近未来にやってきそうな気がします。
そもそもこの統計は、いわゆる「金融モラトリアム」が施行
されて、住宅ローンの見直しを半ば強制的に金融機関に
義務付けた結果を統計したものですが、金融モラトリアムが
施行されたときにはいろいろと物議をかもしたのですが
結果として、10万人以上の方がこの間での破綻を免れた
という事でしょう。
これを是と見るか、非と見るかは議論が別れるでしょうが、
少なくとも我々不動産業者としては反省しなければいけないことが
多々あると思います。
個人・企業を問わず景気の刺激策として住宅投資は利用されて
きました、それに便乗するかたちで官民共同で、国民に家を買うように
仕向けてきました。
むろんマイホームを購入すること自体は、私も賛成ですし、より良い
社会作りにも貢献していると思います。但し、正しい購入方法によって
購入してこそ、夢のマイホームが実現できるのだと考えます。
でも、私は今この時は、家を買ってはいけないとは思いません
むしろ今は様々な状況を重ねて考えれば、好機だと思います
要は如何に計画的に行動するかで将来が決まるのです。