レオパレス21訴えられる。
2017/2/23
レオパレス21のサブリース契約に対する訴訟(今日の段階では未確認です、正しくは『訴訟するらしい』)が話題(もっとこの話題で盛り上がっても良いと思うのですが、大スポンサーさんの負の話題は取り上げにくいのですかね?)です。今や空前の賃貸住宅建設ブームですが、そろそろ冷や水が浴びせられるのでしょうか?
サブリース契約とは、賃貸住宅の経営に不安を感じる大家さんに対し、「当社は〇〇年間の借り上げ保証ですから安心ですよ。」と甘言を囁き、それを鵜呑みにした大家さんから賃貸住宅の建築の注文を受けるための手法です。
しかしもともとが無責任で、自社に都合の良い市場調査をしたうえでのサブリース契約なので、早々に破綻し、「ウチ(サブリース会社)が潰れちゃうので賃料下げて!」と大家に懇願(もしくは無理やり)し、簡単に約束を反故されてしまいます。
その結果ひどい場合は、家賃収入よりもローンの返済額が上回ってしまい、大家が破綻することになります。これが賃貸住宅のサブリース契約の実態なのですが、不動産業界の中では激しい競争のなか、ごく当然に、それが当たり前のように行われてきました。
これまでも大家さんが単独でサブリース会社を訴えた事例はありましたが、今回は100名を超える大家さんが、一斉にまとまって訴訟を起こすようなので、同様にサブリースを賃貸住宅の受注の武器にしている建築会社は、訴訟の行く末を緊張して見守ることでしょう。
ただし、サブリース契約そのものが悪いわけではありません。精度の高い予測がされ、慎重な計画のもとに交わされるサブリース契約であればメリットもあるので、むしろ積極的に薦めてもよいでしょう。また、大家側にも問題があります、賃貸住宅経営は少なくとも数千万円の投資を行う事業なのに、全てを他人任せにし、長期間にわたり高いリターンが得られる夢のような商売が、簡単に手に入ると勘違いするから騙されるのです。
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