お家の進路相談所スタッフブログ

地震保険では全てを賄う事は出来ません。

東日本大震災で支払われる保険金は、全体で27000億円の見込みと金融庁が以前発表していましたが、先日、日本損害保険協会がそのうちの地震保険に対して支払われる金額を公表しました。

 

【日本損害保険協会は東日本大震災関連で支払われた地震保険金の総額が1228日時点で、11980億円になったと発表した。

支払件数は741169件。前回実績を公表した1214日時点と比べると支払額で0.4%、支払件数では0.8%それぞれ増えたことになる。

都道県別の支払状況は、宮城県が5521億円(支払件数257041件)で最も多く、全体の46.1%を占めた。次いで福島県の1538億円(同75753件)、茨城県の1505億円(同104261件)となった。

12月28日時点の地震保険に関する調査依頼や契約内容などの問い合わせ受付件数は853028件。このうち実際に保険金を支払ったものや、調査しても支払に至らなかったケース、問い合わせ内容が解決したものなどを合わせた調査完了件数は843420件で、98.9%が対応を終えたことになる。】

 

 

 あまりの金額の巨大さでまったくピンときませんが、この巨額の保険金が支払われる影で、地震保険の加入率は全国平均でたしか25%程度なので、未保険の為まったく収入のない方も大勢いらっしゃるとおもいます。

 

 今回は災害の規模が想定外だったので、保険金支払いの際に通常行なわれる調査も簡略化されて保険金支払いのスピードアップを図ったそうです、私は普段、保険会社はあまり褒めませんが今回はがんばってくれたようです。

 

ご存知の方も多いでしょうが、地震保険はもともとの火災保険の保険額の半分までしか加入できません。即ち、今回保険金が支払われた方も元通りの再建には程遠く、建て替えには再度住宅ローンを組む必要が有ります。但し、最近ではその不足分を補い単独で加入できるタイプの地震保険も登場していますのでマイホームを所有される方は一考されると良いかもしれません。

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