お家の進路相談所スタッフブログ

土地所有者が認知症になったらどうする?

2016/4/9

 

 「祖父の土地を借りて家を建てようと思ったら、祖父が認知症になってしまいました。」このような事例が最近になって問題になっています。

 

 せっかく祖父が孫のために土地を貸してくれるというのに、所有者である祖父が認知症になってしまった場合、土地に対して抵当権を設定しないといけない金融機関はそれができなくなってしまうので、結果として融資ができなくなってしまいます。

 

 融資ができないということは、住宅ローンが組めなくなるということなので多くの人は住宅を建てることができなくなってしまいます。別の手段が全くないわけではないですが、金融機関や司法書士のコンプライアンス意識が高まったことにより、今後はさらに同様の問題が多くなると思います。

 

 65歳以上の5人に1人が認知症に罹患するといわれる時代を迎え、住宅取得希望者だけにのみならず、私たちの人生や相続対策を考える際には、認知症の発症リスクは必ず念頭に置いておかなければならいでしょう。

 

 もし現在お困りの方はどうぞご連絡ください。

 

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